2020.5.9.(SAT.)「古田知事 専門家会議を受けての記者会見」要旨
(動画(YouTube)を貼り付けてありますのでご覧ください)
☆これから対応を緩和するにせよ将来場合によっては、第2波・第3波やってきた時に感染症対策を強化するにせよ一定の基準指標をある程度、定めておいた方が分かりやすいという事で議論した。(00:15〜)
○定量的な指標(定量的指標)(1:00〜)
(1)新規感染者の状況
①新規感染者数が週に7人以上
②PCR検査陽性率が7%以上
大阪も導入しているが、世界的な判断のスタンダードという事で7%とした。
③感染経路の不明者数 週に5人以上
①の6割を超えて感染経路が不明の場合。クラスターの場合は経路が明らかとなるので、感染経路不明者が多ければ、市中感染が多いことになる。
(2)医療提供体制への負荷の状況(2:40)
①入院患者数(病床の使用数)が60人以上
感染症病床数が県内に30あるが、これを超えると一般病床を感染症病床として活用しなければならない。30の倍以上になれば、医療提供等相当努力しなければならない。
②重篤者数が3人以上(重篤者の意味: ECMO管理など全身管理が必要な患者)
岐阜県としては、10人程度の重篤者を対応が可能。そうした体制の中で、3人以上の重篤者で占めると他の病状の重篤者対応が難しくなる。
5/9現在は?(4:25〜)
(1)新規感染者の状況
①新規感染者数 ゼロ
②PCR検査の陽性率 0.9%
③感染経路不明者 ゼロ
(2)医療提供体制への負荷の状況
①入院患者 29名(かつて110人まで対応)
②重篤者数 1名
☆今日現在は、すべての基準をクリアーしている。
○総合判断(5:34〜)
1週間単位でトレンドを見ていく。(どういう角度で感染者が増えるのか)
感染の地域的分布(感染が特定の地域に拡まっているのか全体で拡まっているのか)
《対策の強化》指標への該当に応じて対策を講じる。
《対策の緩和》指標への該当が「2週間程度」連続した場合、段階的に対策を緩和
○来週14日に国の考えが明らかになるので、その動きを注視しながら判断していく。
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